オタクコインについて
オタクコインについて勉強する機会があったので少しまとめてみたいと思います。
アニメ・マンガ・ゲーム等の日本のカルチャーを愛する世界中の人をつなぐコミュニティ通貨となり、日本のカルチャーのさらなる発展を目指しています。
とある通り、日本のアニメやマンガ、ゲームといった文化の発展を目指して設立したコインになります。
参考までにアニメ業界の市場規模は約2兆円 2000万人いるそうで、ルーマニア国家に匹敵する規模だそうです。
運営しているオタクコイン協会が2019年7月に一般社団法人化して理事に小学館・専務取締役の相賀信宏氏、WIT STUDIO取締役・中武哲也氏などが就任しています。
CONCEPT PAPER では、ブロックチェーン技術を用いたオタクコインを活用して、世界中のファンとクリエイターと関連企業をシームレスかつ密接に繋げるとしており、プロジェクトは一般社団法人オタクコイン協会が推奨する。
としており、オタクコインを利用したプロジェクトを推奨したり支援をする形になるようです。
オタクコインは、簡単にまとめると以下のような目的をもって活動を行うとしています。
・オタク文化の発展に寄与するような活動を資金的にサポートできる仕組みを提供する
・グローバルにコミュニティ通貨を流通させることにより、コミュニティの活性化を促す
・ファンが活動を通して、対価が得られる仕組みをつくる
現在でもオタクコインを利用したプロジェクトが立ち上がっており利用が進められているようです。
・tokyo honyaku quest
コンテンツを翻訳すると翻訳したユーザーに対価としてトークンがもらえるサービスになります。
コンテンツの制作者としては全世界にコンテンツが配信でき、
翻訳したファンは対価としてトークンがもらえる
というお互いにメリットを享受することが出来るサービスとなります。
その他にも、ゲームソフト特化のフリマサービスや、デジタル所有権をブロックチェーン上で管理することが出来るサービスや、資金調達プラットフォームとしてオタク文化の支援ができるようなサービスも構想にあるようです。
資金調達プラットフォームとしてモデルケースで想定しているプロジェクトには以下のようなものがあるようです。
コンテンツ制作:アニメ制作への資金提供、クリエイター支援
コミュニティづくり:ネット上のファンコミュニティ、大型イベントや店鋪、サービスサイトでのオタクコインの導入と活用
資金調達プラットフォームは2020年以降のローンチを検討しているようで、これから検討が本格的になっていくのかと思います。
まだまだ、これからのプロジェクトかと思いますが、日本の文化を守り発展させていくという考え方は共感できますのでぜひがんばってほしいと思います。