2020年の前半を振り返る
今年も早いもので半分が過ぎてしまいました。
今年の前半はコロナ禍による影響が大きかったと思いますが、自衛できることはしっかりと認識しながら後半を乗り切っていきたいと思います。
それでは当記事では、今年に入っていままでの間に仮想通貨の会計まわりのサポートを通して、思ったことをまとめていきたいと思います。
今年の前半といえば、確定申告のサポートがメインでした。
そこで一番印象に残っていることが、
XEXの価格変動により、発生している利益額と期末時点の実際の資産額の乖離が発生したこと。
かと思います。
こちらについては、年末に何度か当ブログで指摘をさせていただきましたが力及ばず一部の方は年度末までに対応することができず、想定以上の利益が発生してしまった。
という状況が発生しておりました。
法人でトレードをしている場合、期末時価評価を行うことにより、解消できた部分もありますが、個人で投資されている方は、年度をまたいでしまった場合ほぼ手が打てません。
そのため、XEXの価格は落ちているが、利益は発生しているため多額の税金が発生してしまう。
という状況が発生しておりました。
このことから、
価格変動リスクがある通貨をマイニングや、ステーキング、を利用して通貨を受け取っている
という場合には、受け取った時点で利益が確定してしまうということを念頭に、得た利益の推移と、受け取っている通貨の価格をしっかり確認することをおすすめいたします。
対象の通貨の価格が下がることにより資産が目減りするだけでなく、一時的に発生した利益についても税金が発生してしまうため、対処を先送りにすることにより払わなくてもいいお金が出ていってしまう可能性があります。
今年もいくつか同じようなことが発生する可能性があるサービスもありそうなので、投資をされる際には、確定する利益と、通貨の価値についてもしっかり確認しながら投資をされるようにしてください。
最後に個人で投資を行う場合でも、税金の対策を行う方法はありますので少し紹介いたします。(あまり多くありませんが・・・)
・ICO投資を行った通貨で価値が下がってしまった通貨を売却して、利益と相殺させる。
・仮想通貨に関わるサービスを購入する(マイニングマシーン等)
・ふるさと納税をする
税金の対策をするうえでは現状の損益や資産状況の把握が第一歩になりますのでクリプトリンクをぜひご活用ください。